スマホで確定申告(e-tax)

この記事では、スマホだけで出来る確定申告の方法やどんな人が確定申告をすべきなのか、スマホ申告(e-Tax)に必要なものや手順を解説します。
確定申告は必要?
確定申告が必要な(あるいは行ったほうがいい)主な理由は、以下の3つです。
1. 自分の正しい「所得税」を計算して清算するため
日本の税金は、自分で1年間の所得(儲け)を計算し、それに対する税金を国に申告して納める「申告納税制度」が基本です。会社員は「年末調整」で会社が代わりに計算してくれますが、個人事業主の売上や経費、会社員の副業収入などは、自分で申告しないと国にはわかりません。そのため、1年に1回まとめて正しく報告する必要があります。
2. 払いすぎた税金を取り戻すため(還付)
あらかじめ給与や報酬から天引きされている税金(源泉徴収)が、本来納めるべき税額よりも多い場合があります。医療費控除やふるさと納税などの「控除」を申請することで、計算し直され、払いすぎた税金が「還付金」として手元に戻ってきます。
3. 翌年の「住民税」や「各種保険料」を決めるため
確定申告のデータはお住まいの市区町村へ自動的に共有され、翌年の住民税や国民健康保険料、保育料などを計算する基準になります。正しく申告(経費や控除を漏れなく申告)しておかないと、翌年の税金や保険料が必要以上に高くなってしまう可能性があります。
つまり確定申告は、国民の「義務」であると同時に、払いすぎたお金を取り戻して翌年の負担を減らすための「権利」でもあります。
まずは、自分がそもそも確定申告をする必要があるのかどうかを確認しましょう。
確定申告をしなくてもいい人
基本的には、以下に当てはまる人は申告不要です。
・会社員やアルバイトなどで「1か所からのみ給与を受け取っており、年末調整が済んでいる人」
・副業をしている場合でも、その「副業の所得(売上から経費を引いた額)が年間20万円以下の人」
・公的年金等の収入金額が400万円以下で、それ以外の所得が20万円以下の人
確定申告をしたほうがいい人
【申告が必須の人】
・個人事業主やフリーランスの人
・副業の所得が年間20万円を超えている人
・給与の年間収入金額が2,000万円を超える人
確定申告すると得をする人
以下に当てはまる人は還付金を受け取れる可能性があります。
・年の途中で退職し、年末調整を受けていない人(払いすぎた所得税が戻ってくる可能性が大いにあります)
・年間で10万円以上の医療費を支払った人(医療費控除)
・ふるさと納税を6自治体以上で行った、またはワンストップ特例制度の申請を忘れた人(寄附金控除)
・初めて住宅ローンを組んでマイホームを購入した人(住宅ローン控除 ※1年目のみ必須)
スマホ申告(e-Tax)に必要な物
1. マイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン
2. マイナンバーカード
3. マイナポータルアプリ
4. 申告内容がわかる書類
・源泉徴収票(給与や年金のもの)
・控除証明書(医療費の領収書、ふるさと納税の受領書、生命保険の控除証明書など)
・還付金を受け取るための銀行口座がわかるもの(通帳やキャッシュカード)
電子申告等開始届出書の提出
以前はe-Taxを始めるために、この届出書を提出して「利用者識別番号(16桁のID)」を発行してもらう必要がありましたが、現在はマイナンバーカードを使って確定申告(マイナンバーカード方式)をする場合、事前に税務署へ「電子申告等開始届出書」を提出する手続きは不要です。
e-Taxでの確定申告手順
準備が整ったら、さっそくスマホで手続きを進めましょう。スマホとマイナンバーカードがあれば事前にe-tax利用届出も必要ありません。画面の案内に従って入力するだけなので、早ければ15分程度で完了します。
- 国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーで作成開始を選択
- 作成する申告書等の選択で所得税を選択
- 作成する年分を選択
- 提出方法等に関する質問
- マイナンバーカードをお持ちですか→はいを選択
- ご利用のスマートフォンはマイナンバーカードの読み取りに対応していますか→はいを選択
- マイナポータル連携を利用して証明書等のデータを「利用する」を選択。
- 利用規約の確認に同意する
- マイナポータルへ移動
- マイナポータルへのログイン画面に移動→マイナンバーカードでログインを選択
- マイナンバーカードを使って認証し認証完了画面で次へを選択
- e-Taxの登録状況の確認→次へ
- 住所等の情報の確認・訂正→次へ
- 取得情報の選択では取得するを選択するとマイナアプリで連携されている所得や控除の情報が自動で反映されます。
- 申告する方本人の情報を取得しますか→取得する
- 家族分(被代理人)の情報を取得しますか→取得しない
- xmlデータの読込
- 医療費通知、寄附金控除や株式の特定口座年間取引報告書など申告に関する電子データがあればここでアップロードします。なければそのまま次へを選択
- 申告する所得を選択
- 選択された所得の入力
- 支出に関する控除の入力
以上がスマホで確定申告するざっくりとした流れです。
確定申告の還付金はいつ受け取れる?
私が今年スマホで確定申告した時は、1月18日にスマホで手続きをして、2月10日に還付金が振り込まれました。手続きから2〜3週間ほどで振り込まれるようです。
やってみた感想としては、「思ったより簡単だった」会社の年末調整の書類への記入をスマホとマイナンバーカードでやるイメージです。
特に年の途中で退職し、年末調整を受けていない人はやらないと損をするのでぜひ挑戦してみて下さい。

